おはようございます、ペット専用フリーペーパーLazo(ラソ)です。
今日は全国各地にある無料のドッグランについてお話をさせて頂きます。
全国各地にある無料のドッグラン。
殆どの施設には柵がされてあり、手洗い場なども設置されていたりもします。
草を狩ったり、放置されたうんちを一つ一つ取り除いたりしている事をご存知ないと思います。。
施設運営をする中で、これは人件費や時間、看板を設置したりと様々な費用を費やしている事をご存知ない方が非常に多いです。
無料で利用する裏にはこうした運営者側のかかる負担に有り難いと思うよりも、苦情を寄せる方が多いのも事実です。
この仕事をさせて頂いてから、ラソにも何度もこの様な苦情の電話を受けています。
・うんちやおしっこを片付けない人がいる、どうにかして!
・マダニやフィラリアの駆虫をして下さい!
・長時間利用する方がいて利用出来ないからなんとかして!
・ワクチンをしていない人がいるので、病気になったらどうしてくれるの?
・犬同士のケンカの責任はどうしてくれるの?
(こちらの場合、事故として届け出する必要があります。)
・他の飼い主さんからもらったおやつを食べたら飼い犬がお腹を下した。
治療費はみてくれるのか?
こちらはごくごくほんの一部です。
しかし、冷静になるとわかると思いますが、こちらの内容は全て飼い主さんの責任により回避出来る事であり、動物愛護法などにも記載されています。
又、ドッグランと具体的に指名はしてませんが、飼い主さんとして一般的に守る行動です。
その他、各施設にはこちらの内容について入り口などには、はっきりしっかりと明記されています。
守る守らないは飼い主さんご自身の全て責任となります。
そこがマナーであり、モラルである事を改めて飼い主さんご自身が認識しなければ、無料ドッグランの閉鎖は必然と起き、もしも別に出来たとしても消えてしまい、いずれ無くなります。
これは無料だけでなく有料でも同様です。
無料のドッグランには管理者さんは常駐していません。
先程お話をした様に、人件費等も必要となります。
そうなると、無料での利用は出来なくなる事はご理解出来ると思います。
ドッグランを無くしてしまえば、この様な苦情は無くなる…いえ、少し減る位かもしれません。
しかし無くなってからは遅いと思いませんか?
ドッグランを守るのも閉鎖に追い込むのも全ては利用する側にかかっています!
勿論、正しく利用している飼い犬さんもいらっしゃいます。
現在、多くの無料ドッグランの運営者様は頭を悩ませています。
折角、楽しんでもらえるといいね!と言う思いやりの気持ちから施設を作っても、毎日この様な事が続いてしまえば、閉鎖は致し方ない選択です。
(ドッグランを作るのには20〜30万で作れません。私達が想像する以上の費用もかかります。その他施設運営、管理をする為の費用等も日々発生しています。)
そして何より、関連施設を通して動物達や人の命に関わる事が起きる可能性がある事を、危機感として持って頂きたいと思います。
もしも何かの原因でご自身が飼っているワンちゃんが亡くなってしまったら?
悲しいし、辛いですよね。
それは相手の方も同じなんです。
同じ飼い主さんとしてお互いを思いやる気持ちを持ち続ける事が出来れば、悲しい事故なども起きないと思いませんか?
大切な家族、動物達を守れるのも守らないのも全ては飼い主さんご自身です。